ロピアは泉中央アリオ跡に進出するのか?

TV番組でも特集され、急成長を遂げているスーパーマーケット「ロピア(LOPIA)」
2023年8月には、仙台駅東口のヨドバシカメラ仙台第2ビル3階に「ロピア仙台ヨドバシ店」が東北エリアに初出店し、1年が経ちました。
オープン初週には10万人が来店し、初年度の売上目標は68億円と発表されていましたが、初年度の結果はいかがでしたでしょう?

(Wikipediaより転載)

その後、2023年2月には「イトーヨーカドー」が東北・北海道からの完全撤退を発表し、青森や北海道の数店舗を「ロピア」を運営する「OICグループ」が引き継ぐことが明らかになりました。

「泉中央のアリオもロピアになるのでは?」という期待もありましたが、2024年9月現在、泉中央駅前のアリオ跡地は閉店したままです。

青森・岩手のロピア の出店状況&予定

  • イトーヨーカドー花巻店 2025年2月予定
  • イトーヨーカドー青森店 2024年11月予定
  • イトーヨーカドー弘前店 2025年2月予定
  • イトーヨーカドー五所川原店 2024年8月9日オープン
(五所川原エルムHPより転載)
(弘前経済新聞HPより転載)

青森県内初出店となった五所川原の商業施設ELM(エルム )の「ロピア五所川原店」は、東北では「仙台ヨドバシ店」に続く2店舗目となりました。
オープン初日には500人以上の行列ができ、惣菜部門が初日の最高売上を記録。目玉商品であるピザは1日で2,000枚以上売れたとのことです。

ロピアの出店傾向

ロピアはこれまで、地域の一等地に出店することを重視してきました。
特に、多くの集客が見込める場所であれば、1階にこだわらず高層階にも出店してきたことが特徴です。
「ロピア仙台ヨドバシ店」も仙台駅東口直結という好立地が魅力で、3階フロアながら直接店舗に入れる利便性が高く評価されています。

今回の大量出店は、イトーヨーカドーの閉店店舗を引き継ぐという特別な状況によるもので、これまでの出店傾向とは異なっています。特に青森の3店舗は、互いに半径20km以内に位置しています。

泉中央アリオに出店しない理由?

青森地区の3店舗の出店予定状況を見ますと、仙台圏においても泉中央のアリオ跡地に出店を検討されても良いのではないかと思えます。

特に、仙台圏は首都圏のロピアから車で3時間半〜4時間ほどの距離にあり、首都圏からのエリア拡大として仙台駅前の次に、泉中央への出店も十分に可能だと思います。

考えられる理由(あくまでも私見です)
  • 仙台駅と泉中央駅は半径5km以内に位置しており、商圏が重複している可能性。
  • 青森地区3店舗の動向を見た上で、出店を検討しているのではないか。
  • アリオ跡地の賃借料が高いため。

今後の期待

泉中央駅は地下鉄の1日乗降客数が約45,000人と非常に多く、駅をターミナルに数多くの住宅地へのバス路線があり、乗降客も多いエリアです。
商業施設「SELVA(セルバ)」はありますが、その中の食彩館だけでは十分に需要を満たしていないと感じます。

アリオ閉店後、地域の重要な買い物先としての機能が失われていますので、早期の新たな商業施設のオープンが望まれます。

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