
福岡出身の実力派女優・板谷由夏さんは、モデルからスタートし、映画・テレビ、キャスターなど多方面で活躍してきました。
1994年のモデルデビュー以来、洗練された存在感と確かな演技力で、幅広い世代の視聴者に親しまれています。
近年は主演作も増え、さらにその存在感を強めています。
家庭生活も非常に充実しており、スタイリストで映画監督としても知られる夫・古田ひろひこさんと二人の息子に恵まれた、穏やかで温かな生活を送っています。
夫婦は互いの仕事に理解と尊重を持ち、育児にも積極的に取り組んでおり、理想的な家庭像を築いています。
ここでは、板谷由夏さんの華やかな経歴、温かな家族関係、そして支え合う夫婦の絆について詳しくご紹介します。
女優としての道のりと華やかな経歴

板谷由夏さんは1975年6月22日、福岡県北九州市に生まれました。
幼少期は父親の仕事の関係で全国各地を転々とし、数えきれないほどの引っ越しを経験しました。
その中でも、小学6年生の時に北九州市へ定住したことが、彼女にとって大きな転機となります。
地元の引野中学校では学業とともに部活動にも熱心に取り組み、高校は九州国際大学付属高等学校へと進学。
高校時代はすでにファッションや表現に強い関心を持ち、文化祭では自ら衣装制作を担当するなど、クリエイティブな一面を見せていました。
卒業後は福岡女学院大学短期大学部へ進学し、語学や教養を中心に学びながら、芸能界入りへの準備を着実に進めていきました。
1994年、雑誌『PeeWee』の専属モデルとして芸能界入りを果たした板谷由夏さんは、地元・福岡の情報番組などにも出演し、次第に注目を集めるようになります。
1995年には博多華丸さんとのコラボで音楽ユニット「SOUTH END×YUKA」としてCDデビュー。
この異色の音楽活動を通じて、幅広い表現力を身につけました。
その後、1999年に映画『avec mon mari』で女優デビューを果たし、演技力が高く評価されヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞しました。
この作品をきっかけに、本格的な演技派女優としての道を歩み始め、多くの監督や視聴者から注目を集める存在となりました。
ドラマ『パーフェクトラブ!』『ホタルノヒカリ』『ファースト・クラス』など数々の話題作に出演し、その安定した演技力と独特の存在感で視聴者の心をつかんでいます。
また、2007年からは報道番組『NEWS ZERO』のキャスターとして11年間務めたことでも知られており、知的で誠実な印象を多くの視聴者に与えました。
2023年にはドラマ『ブラックファミリア〜新堂家の復讐〜』で待望の主演を務め、重厚なストーリーの中で深い感情表現を見せ、新たなファン層を獲得しました。
そして2025年には、地元・北九州市から「北九州市民文化賞」を受賞するなど、地元愛と功績が高く評価されています。
スタイリストの夫・古田ひろひことの出会いと結婚
板谷由夏さんの私生活における大きな支えとなっているのが、2007年に結婚された古田ひろひこさんです。
本名は古田浩彦さんで、1966年生まれ。
愛知県出身、岐阜県育ちの古田さんはスタイリストとしての顔を持ち、映画監督、そして有限会社チェルシーフィルムズの代表取締役としても活動する多才な人物です。
ファッション業界では確かな審美眼とセンスを武器に、長年にわたり第一線で活躍しており、特に女優や俳優の個性を引き出すスタイリングに定評があります。
二人は1995年、板谷さんがモデルとして活動を始めた頃にスタイリストとモデルとして出会い、長年の友人関係を経て2005年頃から交際をスタート。
信頼と共感を土台にした関係は、やがて愛情へと発展し、板谷さんの憧れだった出雲大社での挙式という夢も現実のものとなりました。
結婚式は厳かながらも温かみのある雰囲気で、家族と親しい友人たちに囲まれて行われ、二人の絆をより強める時間となったようです。
古田さんはスタイリストとして、妻である板谷さんをはじめ、藤木直人さんなどの著名人を手掛けるなど、業界で高い評価を受けています。
また、アパレルブランド「SINME」のプロデュースや映像制作への取り組みにも精力的で、表現の幅を絶えず広げてきました。
さらに映画監督として短編作品を数本製作し、全日本・周南フィルムコンペティションで優秀賞を受賞するなど、映像分野でも成果を上げています。
日常では料理も得意で、家族の食事を担当することもあり、家庭内でも頼れる存在となっています。
夫婦は神奈川県葉山町で家庭を築き、自然に囲まれた穏やかな環境の中で、日々の生活を大切に過ごされています。
テレビ出演の際などでも、夫婦仲の良さや子育てへの協力体制について語られることが多く、互いを尊重し合う理想的な夫婦像として視聴者から支持を集めています。
また、家族での休日の過ごし方や、夫婦で共有する趣味なども紹介されることがあり、その温かな家庭像に多くの共感が寄せられています。
二人の息子たちとの温かな家庭生活
板谷由夏さんと古田ひろひこさんには、2008年6月22日(板谷さんの誕生日)に誕生した長男・夕陽(ゆうひ)くんと、2012年8月9日生まれの次男・州(しゅう)くんがいらっしゃいます。
2025年現在、長男は逗子開成高校に在学中で高校1年生。
彼はスポーツにも熱心で、学校ではサッカー部に所属し、文武両道を目指して日々努力を重ねています。
次男の州くんも兄の姿に刺激を受けながら、同じく逗子開成を目指し、小学6年生として学業と習い事のバランスを取りながら日々を過ごしています。
彼は読書や絵を描くことが好きで、将来はクリエイティブな分野に進みたいという夢を持っているそうです。
また、家族では猫の「メイ」も飼っており、彼らにとってかけがえのない存在です。
メイは家族全員に愛されており、特に次男が世話を担当することが多く、動物とのふれあいを通じて思いやりの心を育んでいます。
家庭内では食事を共にしたり、休日には家族で散歩や映画鑑賞を楽しんだりと、家族団らんの時間を大切にしていることがうかがえます。
板谷由夏さんはインタビューなどで、

「夢を追いながらも、家族との時間を犠牲にしない」
と語っており、女優としてのキャリアと家庭人としての両立を自然体で実現されています。
育児においても夫婦で役割分担をしながら、子どもたち一人ひとりの個性を尊重した教育方針を大切にしています。
夫婦はお互いの仕事に敬意を持ちながら支え合い、子育ても協力して行うという理想的なパートナーシップを築いています。
まとめ
板谷由夏さんは、芸能界での華やかな活躍と、家庭人としての温かな日常を見事に両立している稀有な存在です。
1994年のモデルデビュー以来、映画やドラマ、キャスターなど、多彩な分野で才能を発揮し、確かなキャリアを築いてきました。
演技力のみならず、知性や品格も兼ね備え、多くの視聴者から支持されています。
私生活では、スタイリストで映画監督としても活動する古田ひろひこさんとの間に二人の息子を育て、自然豊かな葉山で穏やかな日々を過ごしています。
夫婦はお互いの仕事に深い理解と尊敬を持ち、協力しながら子育てに取り組む姿勢は、多くの家庭にとって理想的なモデルともいえるでしょう。
長男・夕陽くんは高校でサッカーに励み、次男・州くんは芸術的な才能を伸ばしており、子どもたちの個性に寄り添った教育を大切にしている様子が伝わります。
また、猫のメイを含めた家族全体でのふれあいや、週末の家族イベントなども、彼女の温かな人柄を感じさせる一面です。
仕事に邁進しつつも、家族との時間を何よりも大切にする姿は、まさに現代を生きる女性たちにとって大きな励みとなっています。
今後も板谷由夏さんは、女優として、母として、そして一人の女性として、さらなる輝きを放ち続けていくことでしょう。
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