大谷翔平、夢の三冠王へ➖首位打者獲得できるか

2024年のメジャーリーグベースボール（MLB）も最終盤を迎え、各チームのレギュラーシーズンも残りあと１試合（アトランタ・ブレーブスとニューヨーク・メッツのみあと２試合）となりました。

そんな中、注目を集めるのが大谷翔平選手です。
彼はこれまで驚異的な活躍を続けており、特にこの終盤戦にきて、この数試合で驚異的に打率を上昇させて、ついに「三冠王」の称号を手にする可能性が出て来ました。
果たして、史上初めて50−50を達成した上に、トリプルクラウンの獲得はあるのでしょうか。

首位打者争い—アラエズとの激闘

ほぼ二冠を確実にしている大谷選手の三冠王達成には、あと「首位打者」の座を確保することが重要です。
ここで最大のライバルとなるのが、今季より同地区のライバルチーム「サンディエゴ・パドレス」に所属しているルイス・アラエズ選手です。
アラエズ選手は精密なバットコントロールと高い打率で知られ、今シーズンにおいてもシーズンを通してコンスタントに安打を量産してきました。
現在の打率争いでは、アラエズが僅差でリードしているものの、大谷の後半の追い上げが目覚ましいため、最後まで目が離せません。

アラエズ選手の打率は現在.314で、残り２試合となった今日の試合には出場しませんでした。
大谷選手は、今日５打数２安打を放ち、この時点で.310となりアラエズ選手に迫ってきています。
残り試合があと１試合となったいま、最終打率の簡単なシュミレーションをしてみました。

これを見ますと、アラエズ選手が最終戦も出場しなくても、大谷選手が５打数４安打を放たなければ、逆転はできない数字になります。
大谷選手が、４打数３安打でも.31289となり、わずかに届きません。

史上初の50−50に加え、トリプルクラウンも視野に

大谷選手は、今シーズン既に50本塁打と50盗塁を達成し、史上初の「50-50クラブ」のメンバーとなりました。
この偉業だけでも十分に驚異的ですが、それに加えて三冠王まで手にすれば、まさにMLB史上でも歴史に残るシーズンとなることでしょう。

大谷選手のシーズン成績は、ホームラン王争い、打点王争いにおいては他を大きく引き離しています。
レギュラーシーズン最後の残り1試合、彼のバットがさらに火を吹き、打率争いでも逆転があるのか。
ハードルはものすごく高いですが、ファンとしては、最後の瞬間まで目が離せませんね。

ポストシーズンでの期待

レギュラーシーズンが終了しても、大谷選手は活躍を続けていかなければなりません。
ポストシーズンに突入すると、チームのためにさらなるパフォーマンスが期待されます。
シーズンを通して見せた大谷の力強い打撃、走塁、そして投球の全てが、ポストシーズンでも必ず発揮されることでしょう。