2024年9月15日、JR仙台駅東口にあるイーストゲートビル1F「ダテリウム」で開催された「宮城の夏酒を楽しむ会 2024」に参加してきました。
このイベントは、宮城県内の19の酒蔵が集結し、それぞれの自慢の夏酒を披露する、日本酒好きにはたまらない催しです。
簡単な参加条件と大盛況の会場
イベントへの参加は、JREポイント会員で、S-PALで500円以上の買い物をしたレシートが必要ですが、比較的簡単な条件のため、一定の混雑を予想していました。
私が訪れたのは最終日の午後3時ごろでしたが、すでに30人ほどの列ができており、会場は大変な賑わいを見せていました。
宮城の夏酒が一堂に会するこの機会を楽しもうと、多くの日本酒ファンが集まっていたのです。
初心者にも優しい工夫
受付で配布された出品リストには、酒蔵名や銘柄はもちろん、日本酒度、糖度、アルコール度数、使用米などの詳細が記載されていました。
さらに、それぞれの銘柄の特徴やおすすめポイントも記載されており、日本酒初心者でも楽しみやすい内容になっていました。
こうした細やかな配慮が、初めて日本酒を飲む人でも気軽に参加できるイベントにしていると感じました。
試飲の楽しみ方
入場時に配布されるのは、8枚綴りの試飲チケット。
このチケットを使って、各酒蔵のブースで15mlの試飲カップと引き換えます。
出品リストを片手に、どのお酒を選ぶか悩む時間も楽しいひとときです。
全ての銘柄が名高い酒蔵のものなので、どれを選んでも間違いなくおいしいと期待できます。
試飲はシンプルな形式で、引換チケットを渡すと、透明なミニカップに日本酒が注がれます。
リストの番号とカップに貼られた番号を照らし合わせて、お酒の種類を確認できる仕組み。
お盆に並べられたカップを眺めながら、次はどのお酒を試そうかとワクワクしました。
個性あふれる8銘柄
今回私が試飲した8銘柄は、どれも個性豊かで、夏の暑さにぴったりな爽やかさや、フルーティな香りを堪能できました。
- 勝山酒造「ICE VALLEY」
清涼感あふれるすっきりとした後味が特徴で、喉を潤すような爽やかさが印象的でした。 - 新澤醸造店「愛宕の松ひと夏の恋」
軽やかな甘みと酸味のバランスが絶妙で、繊細な味わいが口の中に広がります。 - 寒梅酒造「宮寒梅 Mr.Summer Time」
フルーティで豊かな風味が口いっぱいに広がり、夏の季節にふさわしい軽やかさ。 - 金の井酒造「夏綿 純米酒 山田錦」
程よい酸味と深みがあり、しっかりとしたボディ感を楽しめます。 - 萩野酒造「萩の鶴 別仕込夕涼み猫」
フルーティさの中にほんのりとした酸味があり、飲みやすくも味わい深い一本。 - 角星「水鳥記 夏酒」
爽やかな口当たりで、夏の夜風のように軽やかで心地よい余韻が残ります。 - 平孝酒造「日高見 吟のいろは」
芳醇な香りと優雅な味わいが際立ち、贅沢なひとときを感じさせる一杯。 - 大沼酒造店「乾坤一 神力」
力強い味わいの中にもバランスが取れた酸味が感じられ、飲み応えのある銘柄でした。
8銘柄でも満足度十分
最初は「8銘柄だけでは少ないかも?」と感じましたが、試飲を進めるうちに、その考えは変わりました。
15mlの試飲カップでも、8種類の日本酒を飲み比べると、十分な満足感があります。
特に、各銘柄の個性をじっくり味わいながら試飲することで、ただお酒を飲む以上の楽しさを実感できました。
一方で、試飲が進むにつれて、やや酔いが回ってくるのも事実。日本酒の味をしっかり楽しむためには、ペース配分を意識しながら参加するのが良いかもしれません。
まとめ
「宮城の夏酒を楽しむ会 2024」は、日本酒ファンはもちろん、日本酒初心者にも優しいイベントでした。
宮城県の地酒を手軽に知ることができるだけでなく、限定酒や特別な銘柄を堪能できる貴重な機会です。
会場全体の雰囲気も和やかで、まるで夏祭りのような楽しいひとときでした。
来年もぜひ参加したいと強く思いましたし、次回はさらに多くの銘柄を試してみたいですね。
こうしたイベントは、地元の文化や日本酒の奥深さを広める素晴らしい機会です。
蔵元の皆さん、そして運営に関わったすべての方々に感謝を伝えたいと思います。
また来年、この素敵な夏酒の世界に足を運ぶことを心から楽しみにしています。
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