先日、友人が手土産に持ってきてくれた、宮城県丸森町の老舗「榮泉堂」のバター最中を初めていただきました。その美味しさに驚き、思わず感動してしまいました。
さらに、驚いたのは友人からの情報。
なんと、榮泉堂のご主人のお兄さんは、仙台では超有名なパティシエさんで、彼が手掛ける「メゾンシーラカンス」でも、オリジナルのバター最中を販売しているとのこと。
つまり、「メゾンシーラカンス」のパティシエ KAZUNORI IKEDAさんの御実家は、榮泉堂さんということですね!
これは、両方を食べ比べるしかありません!
最中というと、昔ながらの和菓子をイメージする方が多いかもしれませんが、この両者は、斬新な材料や製法を取り入れた最中が注目を集めています。
この記事では、シーラカンスモナカと榮泉堂のバター最中の材料、パッケージ、味、そして価格について詳しく比較し、その魅力を紹介します。
榮泉堂のバター最中とシーラカンスモナカの特徴—見た目と材料に注目
まず、両者の特徴から見ていきましょう。榮泉堂のバター最中は、サクッとした最中の皮に、甘さ控えめの十勝産小豆を使用した餡と、国産バターがたっぷり詰め込まれています。
さらに、フランス産の高級塩「ゲランド塩」が隠し味として使われており、バターの濃厚さに絶妙な塩味のアクセントを加えています。
バターは乳白色で、クリーミーでコクのある味わいが特徴です。
一方、シーラカンスモナカも同じく十勝産小豆を使用した餡と、フランス産のゲランド塩を採用していますが、バターにはフランス産の発酵バター「イズニーバター」を使用。イズニーバターは、軽い酸味と芳醇な香りが特徴で、よりまろやかな風味を持っています。
バターの色は黄みがかっており、見た目でも榮泉堂のバター最中と区別がつきます。
外観に関しては、どちらもシンプルで洗練されたデザインの最中で、見た目にはほとんど違いがありませんが、味の違いはバターの種類が大きく影響しています。
値段の比較—細かな違いにも注目
次に、シーラカンスモナカと榮泉堂のバター最中の値段とパッケージを比較してみましょう。
シーラカンスモナカの6個入りは1,810円、対して榮泉堂のバター最中は6個入りで1,540円。
シーラカンスモナカの方が若干高価ですが、この価格差は主に使用しているバターの種類に由来すると考えられます。
榮泉堂が国産バターを使用しているのに対し、シーラカンスモナカではフランス産の高級発酵バター「イズニーバター」が使われており、これが価格に反映されていると思われます。
味の比較—バターと塩のバランスがポイント
味の違いについても詳しく見ていきます。まず、榮泉堂のバター最中は、バター、餡、塩のそれぞれがしっかりとした存在感を持っており、バターの濃厚さが餡の甘さを引き立てています。
特に、ゲランド塩の存在感が強く、しっかりと塩気を感じられる一方で、全体としては和菓子らしい上品さが保たれています。
バターの風味がしっかりと口の中に広がり、後味に深みを残します。
対して、シーラカンスモナカは、発酵バター特有の軽い酸味と芳醇な香りが特徴です。
こちらはバターが前面に出るというよりも、バターと餡、塩が調和したバランスの取れた味わいです。ゲランド塩の塩味も控えめで、全体的にまろやかな印象が強く、洗練された味わいを楽しむことができます。
和菓子の伝統を守りつつも、現代的な感覚を取り入れた最中という印象を受けます。
両者の違いは、バターの風味と塩の強さにあります。
榮泉堂のバター最中は、日本の伝統的な和菓子の味わいを大切にしつつ、バターの存在感をしっかりと楽しめる一品です。
シーラカンスモナカは、より洗練されたバランスで、発酵バターの特有の香りが口の中に広がるのが特徴で、軽やかさと深みのある味を楽しめます。
シーラカンスモナカと榮泉堂のバター最中—どちらも魅力的な逸品
シーラカンスモナカと榮泉堂のバター最中は、それぞれ異なる魅力を持つスイーツです。
榮泉堂のバター最中は、伝統的な和菓子に現代的な素材を取り入れた一品で、塩味とバターの濃厚さが際立つ仕上がり。
一方、シーラカンスモナカは、フランス産発酵バター「イズニーバター」を使用し、全体の調和を大切にした上品な味わいが特徴です。
価格的にはシーラカンスモナカがやや高価ですが、使用している材料やバランスの取れた味わいを考えると、その価値を感じられるはずです。
パッケージも、シーラカンスモナカはモダンでスタイリッシュ、榮泉堂は和の雰囲気を大切にした落ち着いたデザインとなっており、贈り物としてもどちらも喜ばれるでしょう。
結局、どちらを選ぶかは好みによるものですが、両方の最中が持つ異なる魅力を堪能することで、和洋の絶妙な融合を楽しむことができるはずです。
次回の手土産選びや、自分へのご褒美に、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
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