今年、全国各地でカメムシの大量発生が報告されています。
先日マンションの外廊下やベランダに緑色の無数のカメムシが張り付いていて、その姿を目にしてビックリ!!
厄介なことに、カメムシは駆除の方法を誤ると強烈な悪臭を放ちます。
この記事では、カメムシの正しい駆除方法と対策、さらにその大量発生の原因や農業への影響について詳しく説明したいと思います。
カメムシの駆除方法:悪臭を防ぐコツ
カメムシを駆除する際に最も重要なのは、いかに悪臭を発生させずに行うかです。
カメムシは外敵から身を守るために、臭腺から強い匂いを出す性質があります。そのため、直接手で潰すのは厳禁です。
以下は、効果的かつ安全な駆除方法です。
スプレータイプの駆除剤
市販されているカメムシ専用の駆除スプレーを使用するのも効果的です。
カメムシの活動を弱め、手軽に駆除できます。また、殺虫剤を使用する際は風通しの良い場所で行うことが重要です。
屋内で使用する場合は、換気を十分に行いましょう。
ただ、先日駆除スプレーを購入しようと思い、買いに行きましたら、既に完売でした。
そこで、カメムシ専用ではないですが、カメムシを含む害虫駆除スプレーを購入し、直接または外壁にスプレーしました。
その結果、翌朝には数十匹の物体が床に落ちていて、見事駆除することができていました。
ガムテープを使った駆除
カメムシが壁やベランダに張り付いている場合は、ガムテープを使って捕まえる方法もございます。
テープでカメムシを包み込み、臭いを出す前にそのままポリ袋などに入れて密封し、処分します。
直接触れることなく、悪臭も発生しにくい方法です。
水を使った駆除
水をかけるとカメムシの動きが鈍るため、噴霧器などで水をかけるのも一つの手段です。
動きが鈍くなったカメムシを箒やブラシでそっと掃き集めて処分します。
水で洗い流す際は、カメムシを潰さないように注意するのが必要です。
カメムシはどんな虫?特徴と習性
カメムシは体長が1センチから2センチ程度で、緑色や茶色をした昆虫です。
中でも「アオカメムシ」や「クサギカメムシ」が日本で多く見られる種類です。
名前の由来にもなっている通り、触ると独特の悪臭を発するのが最大の特徴です。
カメムシの主な生息地と習性
カメムシは、温かく湿った場所を好み、主に樹木や農作物の周辺に生息します。
秋になると冬を越すために住宅や建物に集まってきます。
そのため、窓や換気口などの隙間から侵入し、室内に現れることもあります。
なぜ今年は大量発生?カメムシ大量発生の要因
カメムシが大量発生する年は、気候条件が大きな要因となります。2024年は特に、以下の要因が影響していると考えられます。
高温多湿の夏
カメムシは高温多湿な環境を好むため、今年のように暑く湿度が高い夏は彼らにとって繁殖に最適な条件でした。
その結果、多くのカメムシが産卵し、秋口に大量発生することになりました。
自然災害による生息地の変化
台風や大雨による自然災害も、カメムシの生息地に影響を与えることがあります。
彼らが住んでいた森林や農地が被害を受けると、カメムシは新たな安住の地を求めて人間の住環境に侵入する可能性が高まります。
カメムシの農業被害:作物に与える影響
カメムシは農作物にも深刻な被害を与える害虫です。
主に米、果物、野菜などに吸汁するため、これらの作物が変色したり、品質が低下することがあります。
特に稲作においては、カメムシが稲穂に付着して吸汁することで、米の粒が不完全になり「斑点米」が発生することがあります。
まとめ
カメムシは、ただの嫌な虫というだけでなく、駆除の際に悪臭を放つ厄介な害虫です。
特に今年のような大量発生の年には、適切な駆除方法を知っておくことが必要です。
11月くらいまでは、集団で移動するみたいですので、正しい駆除方法を行い、特にベランダなど外に洗濯物などを干す時などは気をつけましょう。
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