約半年間にわたって行われたMLBのレギュラーシーズンが終了し、いよいよポストシーズンが始まりました。
選手たちは162試合の長丁場を戦い抜き、各チームのポストシーズン進出の１２チームが決定。
今後の展望を、ナショナルリーグ（NL）とアメリカンリーグ（AL）に分けて見ていきましょう。
【NATIONAL LEAGUE】（ナショナルリーグ）
NLのポストシーズンでは、例年通り熾烈な戦いが予想されますが、特に注目すべきは,ディビジョン・シリーズでの対戦が予想される、ロサンゼルス・ドジャースとサンディエゴ・パドレスの対戦です。
シーズンの最終盤でも、地区優勝をかけてプレーオフ並みの三連戦を戦った両チームが、再びディビジョンシリーズで対戦することが予想されます。
ドジャースの安定感と経験値 大谷翔平の活躍の期待
ロサンゼルス・ドジャースは2024年も圧倒的な安定感を見せつけ、レギュラーシーズンを首位で通過しました。
特に大谷・ベッツ・フリーマンを中心とした打線は強力で、他にもテオスカー・ヘルナンデスや復帰したマンシーなどもおります。
しかし、今シーズンは投手陣にけが人が多く、山本由伸の活躍とカーショーの短いイニングでもの復活が望まれます。
ドジャースは過去10年にわたってナショナルリーグをリードしてきた経験があり、プレッシャーのかかるポストシーズンで、いかにその実力を発揮するかが注目されます。
パドレスのポストシーズン進出と逆襲
一方、パドレスはシーズン途中でやや苦戦する場面もありましたが、終盤にかけて見事な巻き返しを見せ、レギュラーシーズン93勝を上げ、ワイルドカード１位でポストシーズンへの切符を手にしました。
特にタティースJr.やマニー・マチャドといったスター選手たちがシーズン終盤で調子を上げ、また大谷と最後まで首位打者を争ったアラエズもいるなど、チームに勢いを与えています。
投手陣では、14勝をあげたシースやダルビッシュ有が軸となり、相手打線を封じ込める力を持っています。
パドレスはドジャースとのライバル関係が熾烈ですが、今シーズンはこの勢いで逆襲する可能性も高く、ファンの期待も膨らんでいます。
【AMERICAN LEAGUE】（アメリカンリーグ）
アメリカンリーグのポストシーズンでは、ヤンキースとアストロズの2チームが中心となる激しい戦いが繰り広げられます。
ヤンキースの攻撃力と課題 ジャッジのHR
ニューヨーク・ヤンキースは2024年も58本のホームランを放ったアーロン・ジャッジと今季加入で41本のHRを打ったソトを中心に、圧倒的な攻撃力を誇りました。
特にジャッジは今年もホームランを量産し大きな注目を集め、相手投手陣を圧倒する場面が続出しましたが、ポストシーズンでもその勢いを保つことができるかがポイントとなります。
ただ、ヤンキースもドジャース同様に投手陣に不安を抱えます。防御率4.00前後の先発陣が並び、打線の援護がないと厳しい戦いを強いられることが予想されます。
今季なかなか調子の上がらなかったエースのギャレット・コールの活躍が、ヤンキースの投手陣の鍵を握ることになるかもしれません。
アストロズ—ポストシーズンの王者
一方、ヒューストン・アストロズはここ数年、ポストシーズンでの強さを誇示し続けています。
2024年も例外ではなく、アストロズは再びワールドシリーズ制覇を目指します。
特にホセ・アルトゥーベやアルバレス、ブレグマンといったベテラン勢がチームを引っ張り、地区優勝に貢献しました。
投手陣も、15勝をあげたバルデスを中心に強力です。その中でも今季途中加入した菊池雄星選手の活躍を期待したいです。
ヤンキースとアストロズ、この二大強豪の戦いがどのような結末を迎えるのか、ファンとしては目が離せない展開となりそうです。
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