宮沢根白石線をジョギングして見えた街の変貌

仙台市の都市計画道路「宮沢根白石線」をジョギングしてきました。
この路線は、泉区根白石から仙台市の中心部までを結び、将来的には国道286号線まで貫通する予定です。
今回私は、仙台駅東口方面から舟丁(ふなちょう)までの開通した区間を走り、仙台の新しい風景と開発の進展を感じました。

スタート地点:国道45号線の交差点

ジョギングのスタート地点は、国道45号線との交差点です。
ここから北方面に、小松島や南光台を経由して泉区までつながる都市計画道路が計画されておりますが、全線開通にはまだまだ長い時間がかかるようですね。
今日は、ここから南方面に向かって新しい道路を走りながら、仙台の街の変化を感じたいと思います。

少し走った先の右側にあるのが「榴岡天満宮(つつじがおかてんまんぐう)」の西参道です。
学問の神様、菅原道真公を祀るこちらの天満宮は、元々は現在の仙台東照宮の近辺に祀られておりましたが、江戸時代に現在の場所へ御遷座され、地域の人々に親しまれています。

宮城野通りとの交差点です。
ここを右折して真っ直ぐ行けば、仙台駅東口に到着します。仙台駅東口は現在一番発展の著しいエリアですね。

メルパルク仙台跡地に新しいランドマーク

メルパルク仙台は、2022年9月末で閉館しましたが、現在跡地に「仙台ザ・グランスカイ」という、地上22階地下1階建ての大型マンションが建設中です。
総戸数は476戸ということで、仙台駅に近く、完成すれば街の新たなランドマークになることでしょう。
仙台駅東口からの近く、宮沢根白石線が全面開通すれば、さらに便利な立地になるため、人気物件になること間違いないでしょう。

新しい跨線橋(こせんきょう)の完成で利便性が向上

さらに南へ進んで行きますと、新しく完成した跨線橋が見えてきます。
この橋ができる前は、仙台一高の脇を抜けて南材木町から河原町方面へ迂回する必要がありましたが、今では真っ直ぐ舟丁へ向かうことができ、利便性が大幅に向上しました。

歩道は橋の途中までしか通れず、途中で階段を降りる構造ですが、それでも通行の選択肢が増えたことは大きなメリットです。

消えゆく風景―石橋屋跡地と枝垂れ桜

舟丁に近づくと、右手に仙台駄菓子の老舗「石橋屋」の跡地が見えてきます。
石橋屋は、趣きのある建物の造りと美しい枝垂れ桜で知られたお店でしたが、現在は更地となり、新しいアパートの建設計画が進行中です。
それでも、かつての風情を感じさせる桜は今も残されており、地域の記憶をつなぐ存在として静かに佇んでいます。

(Google mapより転載)

かつての石橋屋と枝垂れ桜・・・キレイですね

現在建設中の新宮沢橋

宮沢根白石線のさらなる発展には、新宮沢橋の完成が鍵を握っています。
工事はまだ進行中で、完成予定は平成8年。これが完成すれば、道路はさらに広くなり、国道286号線への接続がスムーズに。
仙台中心部から南方面へのアクセスが劇的に改善され、交通の流れも大きく変わることでしょう。

まとめ

今回のジョギングでは、仙台の都市計画が形となりつつある現場を自分の足で確かめました。
新しい道路や橋の建設、マンション開発など、街が生まれ変わろうとしている姿がはっきりと見えてきます。
宮沢根白石線が全面開通すれば、仙台市内の交通渋滞の緩和にも大きく寄与するでしょう。

未来の仙台がどう変わっていくのか、その歩みを感じながら、またこの道を走ってみたいと思います。

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